シリア人権監視団は、M5、M4高速道路が交わる県東部の要衝のサラーキブ市をシリア軍が制圧したと発表した。
サラーキブ市で活動を続けていた反体制武装集団がシリア軍の包囲を恐れて同市から撤退を開始、これを受け、シリア軍地上部隊が同市に突入したのだという。
ただし、同監視団は、反体制武装集団がイドリブ市内に突入したシリア軍に応戦、これを撃退したとも発表している。
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新興のアル=カーイダ系組織の一つであるアンサール・タウヒードはドゥラル・シャーミーヤ(2月5日付)の取材に応え、イドリブ県サラーキブ市から反体制派が撤退し、同地がシリア軍によって制圧されたとの一部報道を否定した。
アンサール・タウヒードの軍事筋によると、アンサール・タウヒード、「信者を煽れ」作戦司令室(フッラース・ディーン機構、アンサール・タウヒードが参加する作戦司令しれ室)、そしてシャーム解放機構に所属するアリー軍がサラーキブ市内に展開し、シリア軍に対して抵抗を続けているという。
AFP, February 5, 2020、ANHA, February 5, 2020、AP, February 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2020、Reuters, February 5, 2020、SANA, February 5, 2020、SOHR, February 5, 2020、UPI, February 5, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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