イスラエル軍がダマスカス空港一帯の「イランの民兵」拠点をミサイル攻撃(2020年2月13日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県で、イスラエル軍のミサイル攻撃によると思われる爆発が複数回にわたって発生した。

攻撃は、貨物機(所属不明)がダマスカス国際空港に飛来したのを受けて実施され、ダマスカス国際空港・サイイダ・ザイナブ町間にある「イランの民兵」の拠点が狙われた。

シリア軍防空部隊が迎撃したが、ミサイル複数発が着弾、イラン人士官4人、士官2人を含むシリア軍兵士3人が死亡したという。

一方、SANA(2月13日付)は、シリア軍筋の話として、13日午後11時45分に占領下ゴラン高原上空から飛来したミサイルをシリア軍防空部隊が迎撃、多数を撃破したと伝えた。

 

サウト・アースィマ(2月14日付)によると、攻撃は5回にわたって行われ、ダマスカス国際空港一帯のほか、キスワ市近郊の第91旅団基地などが標的となった。

AFP, February 13, 2020、ANHA, February 13, 2020、AP, February 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2020、Reuters, February 13, 2020、SANA, February 13, 2020、Sawt al-‘Asima, February 14, 2020、SOHR, February 13, 2020、UPI, February 13, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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