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ロシア国防省はトルコ軍がイドリブ県ザーウィヤ山地方でロシアに事前に通告せずにテロ集団とともにいたためにシリア軍の攻撃を受け、兵士33人の死亡を招いたと主張(2020年2月28日)

ロシア国防省は声明を出し、イドリブ県ザーウィヤ山地方に対する27日の爆撃でトルコ軍兵士33人が死亡したことに関して、ロシア軍による攻撃ではないと主張した。

声明において、ロシア国防省は「シリア軍の爆撃で標的となったトルコ軍兵士は、テロ集団の部隊のなかにいたため…、シリア軍の発砲を受けた。トルコ政府はこの部隊(トルコ軍部隊)の拠点に関してロシア政府に事前に通告はしていなかった。そこに部隊が駐留しているなどとは想定し得なかった」と主張した。

そのうえで「ロシア側はトルコ軍兵士が負傷したとの情報を得て、直ちにシリア軍からの攻撃を停止するための必要なあらゆる措置を講じ、死傷者のトルコへの搬送の安全を確保した」と付言した。

AFP, February 28, 2020、ANHA, February 28, 2020、AP, February 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2020、Reuters, February 28, 2020、SANA, February 28, 2020、SOHR, February 28, 2020、UPI, February 28, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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