ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がモスクワで首脳会談を行った。
6時間にわたる会合では、イドリブ県情勢への対応などについて意見が交わされた。
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エルドアン大統領は会談後の共同記者会見で、イドリブ県の情勢への対応をめぐって合意点と相違点を確認したとしたうえで、「(5日)深夜より停戦を発効する」と発表した。
エルドアン大統領はまた、現場がこの停戦に応じることを希望すると述べる一方、シリア軍によるすべての攻撃に対する報復権を留保すると付言した。
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一方、プーチン大統領は、同地の現状を凍結するかたちで停戦することを定めた合同文書を交わしたことを明らかにした。
プーチン大統領は、トルコ側の見解のすべてに同意していないとしながらも、今回は事態の深刻さを踏まえて、合意に至ったと付言した。
そのうえで、シリアの独立、主権、国土統一の原則を遵守し、「テロとの戦い」を継続することを改めて強調するとともに、アスタナ会議の枠組みに沿った活動の継続に関心を示し続けると述べた。
AFP, March 5, 2020、ANHA, March 5, 2020、AP, March 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2020、Reuters, March 5, 2020、SANA, March 5, 2020、SOHR, March 5, 2020、UPI, March 5, 2020などをもとに作成。
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