英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領のモスクワでの会談で合意した停戦が発効(5日深夜)してから3日目となる3月8日、シリア・ロシア軍、トルコ軍による爆撃は確認されなかったと発表した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
一方、ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県1件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
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シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室が、マアーッラト・ムーハス村、ブライジュ村を砲撃し、シリア軍を撤退させた。
両村にはシリア軍が前日に入っていた。
一方、トルコ軍は、戦車、装甲車など250輌以上がシリア領内に新たに進入させた。
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アレッポ県では、SANA(3月8日付)によると、電力省の技術チームがICARDA発電所とズィルバ発電所の復旧を完了した。
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シア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県1件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
AFP, March 8, 2020、ANHA, March 8, 2020、AP, March 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 8, 2020、Reuters, March 8, 2020、SANA, March 8, 2020、SOHR, March 8, 2020、UPI, March 8, 2020などをもとに作成。
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