『シャルク・アウサト』紙(3月10日付)は、複数の情報筋の話として、リビア国民軍を指導するハリーファ・ハフタル将軍(退役少将)がシリアを秘密裏に訪問していたと伝えた。
同情報筋によると、訪問は、シリア政府とベンガジの移行期政府の外交関係樹立に向けた地ならしを行うことが目的だったという。
また、この極秘訪問を祝福するかたちで、エジプトのアッバース・カーミル総合情報部長官のシリア訪問(3月2日)が行われたという。
シリアへの極秘訪問では、ハフタル将軍は、ファーイズ・スィラージュ執行評議会議長が指導するトリポリの国民合意政府(GNA)傘下の武装勢力と戦うため、郡・治安関係の専門家や戦闘員の受け入れについて検討が加えられ、またこれと合わせるかたちでロシアはダマスカス郊外県グータ地方出身のシリア人戦闘員(元反体制武装集団戦闘員)を派遣、ロシアの民間軍事会社のワグナー・グループが、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地から装備や弾薬をリビアに移送したという。
AFP, March 10, 2020、ANHA, March 10, 2020、AP, March 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2020、Reuters, March 10, 2020、SANA, March 10, 2020、al-Sharq al-Awsat, March 10, 2020、SOHR, March 10, 2020、UPI, March 10, 2020などをもとに作成。
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