ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月16日付)を公開し、3月15日に帰還した難民はいなかったと発表した。
レバノン政府が新型コロナウイルス感染防止策としてシリアからの出入国を規制したことなどが理由。
2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は577,144人。
内訳は、レバノンからの帰国者181,896人(うち女性54,966人、子ども93,064人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
45カ国で難民登録したシリア人の数は6,581,051人(うち女性1,974,315人、子供3,356,336人)。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は806,424人(うち女性242,242人、子供411,555人)。
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一方、国内避難民15人が新たに帰宅した。
うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは15人(うち女性8人、子ども5人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所を経由して帰還した5人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,697人(うち女性22,948人、子供27,000人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,293人(うち女性405,507人、子供670,766人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, March 16, 2020をもとに作成。
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