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UNICEFシリア事務所長はトルコによる水道水供給停止でハサカ県の子どもが新型コロナウイルス感染の脅威に晒されていると非難(2020年3月23日)

国際連合児童基金(UNICEF)シリア事務所のフラン・エクイザ所長は声明を出し、トルコ軍がアルーク揚水所からの水道水供給を停止していることに関して、「新型コロナウイルス感染拡大を食い止めようとする努力がなされているなか、子どもや家族を危機に晒しており、受け入れられない。石鹸で手を洗うことはCOVID-19に立ち向かううえできわめて重要だ」と非難した。

エクイザ所長はまた「アルーク揚水所は、ハサカ市、タッル・タムル町、フール・キャンプ、アリーシャ町で暮らす約46万人にとって主要な水源で、安全な水を得られることは、この地域の子どもや家族が病気にかからないようにし、安全でない水を使わせないようにするうえで必要なことだ。UNICEFとその協力機関はハサカ市の世帯、国内避難民(IDPs)キャンプへの水の搬入を支援しているが、再び水道供給が途絶えれば、必要最低限さえカバーできなくなる」と付言した。

そのうえで「どんな子どもでも、安全な水がない状態で1日を過ごしてはならない。きれいな水と手洗いが命を救う。軍事的・政治的目的を実現するために水利施設や水を利用することは受け入れられない。子供たちはこうしたことでまっさきに被害を受けるからだ」と締めくくった。

AFP, March 23, 2020、ANHA, March 23, 2020、AP, March 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 23, 2020、Reuters, March 23, 2020、SANA, March 23, 2020、SOHR, March 23, 2020、UPI, March 23, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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