トルコ占領下のアレッポ県北部で国民軍に所属する東部自由人連合と「自由警察」が交戦(2020年3月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市で、国民軍に所属する東部自由人連合とトルコの支援を受ける警察(内務治安部隊、いわゆる「自由警察」)が交戦し、東部自由人連合の戦闘員2人が死亡、双方に14人の負傷者が出た。

戦闘は、警察が、新型コロナウイルス感染防止対策として、バーブ市内の市場の商店を閉店させようとして発砲し、東部自由人連合の治安責任者が巻き添えとなって死亡したのを受けたもの。

また、ガンドゥーラ町近郊の検問所(タッル・ハワー検問所)では東部自由人連合が警察の隊員複数人を拘束した。

一方、ANHA(3月28日付)によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、イルシャーディーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(3月28日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, March 28, 2020、ANHA, March 28, 2020、AP, March 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2020、Reuters, March 28, 2020、SANA, March 28, 2020、SOHR, March 28, 2020、UPI, March 28, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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