英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから52日目となる4月26日、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がM4高速道路沿線のナイラブ村でシャーム解放機構の車輌を爆撃した。
シリア・ロシア軍の爆撃は確認されなかった。
**
ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。
トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。
**
イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、ハザーリーン村、スフーフン村、バーラ村、バイニーン村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
**
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村、カフルタアール村、第46連隊基地一帯を砲撃した。
**
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でズウビー家とカヤワーン家の民兵が交戦となり、女性1人を含む5人が死亡した。
AFP, April 26, 2020、ANHA, April 26, 2020、AP, April 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 26, 2020、Reuters, April 26, 2020、SANA, April 26, 2020、SOHR, April 26, 2020、UPI, April 26, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…