英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから64日目となる5月8日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配下のサラーキブ市内にあるシリア軍拠点を砲撃した。
トルコ軍はまた、兵站物資などを積んだ車輌数十両からなる車列を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
一方、シリア軍が県東部の政府支配地域内に潜入していた自由人軍のメンバー2人を捕捉した。
また、フーア市近郊のサワーギヤ町にあるシャーム軍団の拠点が何者かの襲撃を受け、戦闘となった。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダブスィー・アフナーン村で空軍情報部の士官1人が何者かの襲撃を受けて、殺害された。
AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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