シャーム自由人イスラーム運動はフーア市の民家を拠点化するためIDPsを強制退去させる(2020年5月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民解放軍(国民軍)に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動が、フーア市内の民家を軍事拠点化するため、ヒムス県から避難し、同市の民家に居を構えていた国内避難民(IDPs)の一家を強制退去させた。

フーア市は、隣接するカファルヤー町とともに、政府を支持する12イマーム派信徒が多く暮らしていたが、長年にわたり反体制派の包囲を受け、2018年までに全住民が政府支配地域に避難していた。

AFP, May 11, 2020、ANHA, May 11, 2020、AP, May 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2020、Reuters, May 11, 2020、SANA, May 11, 2020、SOHR, May 11, 2020、UPI, May 11, 2020などをもとに作成。

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