英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから68日目となる5月12日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のハルーバ村、カフル・ウワイド村、スフーフン村を砲撃した。
一方、トルコ軍は、兵站物資などを積んだ車輌35輌からなる車列を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
AFP, May 12, 2020、ANHA, May 12, 2020、AP, May 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 12, 2020、Reuters, May 12, 2020、SANA, May 12, 2020、SOHR, May 12, 2020、UPI, May 12, 2020などをもとに作成。
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