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アラブ連盟監視団のムハンマド・アフマド・ムスタファー・ダービー団長は声明を出し、ジャズィーラ(11日)が放映したアンワル・マーリク氏の発言に関して、「事実とは関係がない」ことを明らかにした。
同声明によると、マーリク氏はヒムス市を視察チームに配属されたもの、6日間ホテルに滞在していただけで、現地視察は行わなかった。
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アラブ連盟監視団のアドナーン・ハディール作業部長は、監視団員の人数が現在163人に達し、これまでに辞めたのが2人に過ぎないと発表した。
ハディール作業部長によると、辞職したのはアルジェリア人とスーダン人で、1人は健康上の理由、もう一人は一身上の理由で、監視団はこの辞職を認めた、という。
また監視団が議定書の規定に従い1月19日まで活動を続けると付言した。
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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長はエジプトのハヤート・チャンネル(1月12日付)で、10日のアサド大統領の演説での連盟に対する非難に反論しつつ、国際社会の介入には以下のように述べ、消極的な姿勢を示した。
「武力行使を行うような国にとってシリアには魅力がない…。石油もない。米国は今年大統領選挙を控えており、彼らが軍事的な冒険しようとしているとは思えない…。EUはほとんど破産状態だ…。国際情勢は軍事介入を許さない…。安保理も中国とロシアが反対しているなかでこうした冒険をしようとはしないだろう」。
SANA(1月12日付)は、内務省がダマスカス県マイダーン地区での自爆テロ事件(1月6日)の実行犯の顔写真を公開し、市民に情報を寄せるよう呼びかけたと報じた。
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SANA(1月12日付)は、タルトゥース県タルトゥース市、ハマー県ミスヤーフ市、ヒムス県サラミーヤ市でアサド政権の改革路線支持、テロ反対などを訴える大規模集会が開かれたと報じた。
またダマスカス県ジスル・ライースでは、青年ボランティア団体が「私はシリア人、バッシャール・アサドは私の代表」と書かれた全長150メートルの横断幕への署名運動を行った。
シリア国民評議会は声明を出し、ヒムス市での外国人記者襲撃を「シリア政府がジャーナリズムの活動や自由な報道を禁止する段階に入った危険な兆候」と非難した。
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ジャズィーラ(1月12日付)は、シャイフ・アブドゥルジャリール・サイード師がシリアの「ファトワー機構」の対応に抗議するため、同機関を離反したと報じた。
ヒムス市でのフランス人テレビ・レポーターのジル・ジャキエ氏らへの攻撃に関して、取材チームに参加していたベルギー人記者のヤンス・フランセン氏がベルギー放送委員会のサイトに「手榴弾が3、4発着弾し、混乱状態になった」と事件発生時の様子を綴った。
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シリア革命総合委員会によると、ヒムス県、ハマー県、ダマスカス郊外県ハラスター市、ダマスカス県カーブーン区などでの治安部隊の弾圧で市民22人が殺害されたという。
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複数の活動家によると、ダマスカス県バラームカ地区で学生数百人が反体制デモを行い、30~40人が逮捕された。
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変革解放人民戦線代表でシリア共産主義者統一国民委員会書記長のカドリー・ジャミール氏は、ダイル・ザウル市で治安当局がデモ参加者に発砲し14人が死亡、そのなかに委員会メンバーのズハイル・マシュアーン氏が含まれていたと発表した。
同氏によるとデモは10日のアサド大統領の演説中に行われていた、という。
キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長の報道官は声明を出し、アサド大統領の演説に関して「改革の約束は信用できない」と失望感を示すとともに、アサド政権が「完全に正統性を失った」と述べ、制裁継続の意思を改めて確認した。
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米国務省は在ダマスカス米大使館の外交官の人員を安全上の理由で削減すると発表した。
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ヒューマン・ライツ・ウォッチは、アラブ連盟に対してアラブ連盟監視団派遣に関する議定書を履行しないシリア政府を非難する時が来たと発表した。
AFP, January 12, 2012、Akhbar al-Sharq, January 12, 2012、Aljazeera.net, January 12, 2012、al-Hayat, January 13, 2012、Kull-na Shuraka’, January 12, 2012、Reuters, January
12, 2012、SANA, January 12, 2012などをもとに作成。
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