英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから92日目となる6月5日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市とサルミーン市を結ぶ街道沿いに設置されているトルコ軍拠点の近くで、トルコ軍兵士2人が何者かの攻撃を受け、1人が死亡、1人が重傷を負った。
一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ貨物車輌43輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に2回に分けて新たに進入させた。
このほか、ザーウィヤ山地方のルワイハ村近郊では、シリア軍の偵察用無人航空機(ドローン)が墜落した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ウンム・マヤーズィン町とダルアー市を結ぶ街道で、第4師団の兵士2人が何者かの襲撃を受けて死亡した。
また、ダルアー市のダム街道地区でも、2人が遺体で発見された。
AFP, June 5, 2020、ANHA, June 5, 2020、AP, June 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 5, 2020、Reuters, June 5, 2020、SANA, June 5, 2020、SOHR, June 5, 2020、UPI, June 5, 2020などをもとに作成。
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