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ロイター通信:ロシアが5月に入って「自由シリア軍」元戦闘員を「傭兵」として教練し、リビアに派遣する動きを強めている(2020年6月7日)

ロイター通信(6月7日付)は、ロシアが5月に入って、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍を支援するため、「自由シリア軍」の元戦闘員を「傭兵」として教練し、リビアに派遣する動きを強めていると伝えた。

長年反体制活動を続けているシリア人2人(匿名)によると、「自由シリア軍」元戦闘員の教練・派遣を行っているのは、ロシアの民間軍事会社のワグナー・グループ。

ワグナー・グループはロシア軍の監督のもとに、2019年からリビアにシリア人戦闘員の派遣を開始。

これまでシリア人1,200人がリビアに送り込まれているという。

ロシア政府はこれを否定している。

AFP, June 7, 2020、ANHA, June 7, 2020、AP, June 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2020、Reuters, June 7, 2020、SANA, June 7, 2020、SOHR, June 7, 2020、UPI, June 7, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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