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ハサカ県のM4高速道路でロシア軍と米軍がにらみ合いに(2020年6月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の装甲車からなるパトロール部隊がカーミシュリー市を出発し、M4高速道路をタッル・タムル町に向かって西進、米軍が違法に基地を設置するタッル・バイダル村を通過しようとしたが、米軍の装甲車4輌が村の200メートルの地点で対峙、にらみ合いとなった。

にらみ合いの状態は今も続いているという。

一方、ロシア軍は、ラアス・アイン市東部の国境地帯で初めてとなるパトロールを実施した。

これに対して、SANA(6月13日付)やシリア人権監視団によると、米軍の車輌約35輌からなる車列が、イラク国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

AFP, June 13, 2020、ANHA, June 13, 2020、AP, June 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2020、Reuters, June 13, 2020、SANA, June 13, 2020、SOHR, June 13, 2020、UPI, June 13, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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