英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから102日目となる6月15日、ロシア軍戦闘機がイドリブ県ザーウィヤ山地方のサルジーラー村一帯を爆撃した。
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同じくイドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、バイニーン村、ダイル・サンバル村、スフーフン村を砲撃した。
一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ貨物車輌10輌を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から新たに進入させた。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアンカーウィー村を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。
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