イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で17回目となる合同パトロールを実施した。
16日の合同パトロールは、サラーキブ市近郊のタルナバ村とジスル・シュグール市近郊を結ぶ全長約40キロの区間で行われた。
両軍がジスル・シュグール市近郊に至る区間でパトロールを実施したのは今回が初めて。
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しかし、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官はビデオ声明を出し、合同パトロール中にロシア軍車輌が武装集団の「テロ攻撃」を受けたことを明らかにした。
声明のなかで、コナシェンコフ報道官は、アリーハー市とアウラム・ジャウズ村を結ぶ区間で、武装集団がパトロールを妨害しようとして「テロ攻撃」を仕掛け、「テロリスト」が仕掛けた爆弾の爆発によって、ロシア軍兵員輸送車が軽い損傷を受けたと発表した。
乗っていた兵士らに負傷者はなく、ロシア軍部隊は無事に帰還したという。
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一方、トルコ国防省もツイッターのアカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、「未確認の爆発物の爆発」で車輌1輌が軽い損傷を受けたと発表した。
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なお、損傷を受けたロシア軍車輌は、トルコ軍車輌に牽引されて、基地に引き返したという。
AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。
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