ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月18日付)を公開し、6月17日に難民18人(うち女性5人、子供10人)が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民18人(うち女性5人、子供10人)、ヨルダンから帰国したのは0人。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,907人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者185,659人(うち女性55,837人、子ども94,411人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,187人(うち女性243,113人、子供412,902人)となった。
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一方、国内避難民38人が新たに帰宅した。
うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは38人(女性10人、子供12人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所を経由して帰還した38人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は38人(女性10人、子供12人)だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,929人(うち女性22,006人、子供27,128人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,525人(うち女性405,565人、子供670,894人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, June 18, 2020をもとに作成。
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