シャーム解放機構がイドリブ市東部一帯に検問所を設置し、政府支配地域での高校学校修了試験を受験しようとする生徒の移動を阻止(2020年6月19日)

イドリブ県では、SANA(6月19日付)によると、教育省が、外務在外居住者省などの関係機関および国連関連機関と連携して、ハマー県で実施される高校学校修了試験の受験を希望する生徒を受け入れるために、シリア政府支配下のサラーキブ市と反体制派支配下のアリーハー市を結ぶM4高速道路上のタルマバ村に通行所を設置してから19日で6日目を迎えた。

だが、イドリブ県を支配する「テロ組織」が生徒の移動を阻止し続けているため、生徒の移動はなかった。

これに関して、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が生徒の移動を阻止するために、イドリブ市東部一帯に検問所を多数設置していると発表した。

シャーム解放機構は、検問所で学生証を没収し、シリア政府支配地域への移動を阻止しているという。

AFP, June 19, 2020、ANHA, June 19, 2020、AP, June 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2020、Reuters, June 19, 2020、SANA, June 19, 2020、SOHR, June 19, 2020、UPI, June 19, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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