ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、27日に続いて所属不明の航空機複数機が、ブーカマール市近郊に設置されている「イランの民兵」の拠点に対してミサイル攻撃を行い、シリア人1人を含む10人が死亡した。
攻撃を行ったのはイスラエル軍と思われる。
この爆撃に関して、シャルク・アウサト(6月29日付)などは、イスラエル軍による攻撃と断じたうえで、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のエスマーイール・ガーアーニー司令官(ガーセム・ソレイマーニー司令官の後任)がブーカマール市を訪問したのを受けた対抗措置だと伝えた。
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一方、米主導の有志連合のヘリコプター複数機が北・東シリア自治局の支配下にあるシュハイル村上空に飛来、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と連携して、空挺作戦を実施した。
ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの摘発が目的と思われる。
AFP, June 28, 2020、ANHA, June 28, 2020、AP, June 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2020、Reuters, June 28, 2020、SANA, June 28, 2020、al-Sharq al-Awsat, June 28, 2020、SOHR, June 28, 2020、UPI, June 28, 2020などをもとに作成。
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