ドゥラル・シャーミーヤ(6月30日付)、オリエント・ニュース(6月30日付)などは、親政府系の複数のSNSの情報をもとに、ユーヌス・アリー・ムハンマド大佐が、「トラ」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将を司令官とする第25特殊任務師団の副司令官に任命されたと伝えた。
ムハンマド大佐は、今年初めのイドリブ県での第25特殊任務師団の作戦を監督した士官の一人。
また、第25特殊任務師団の副司令官を務めていたサーリフ・アブドゥッラー准将は、第16師団の司令官に任命されたという。
この人事は、ロシア軍司令部によるもの。
第25特殊任務師団は、「トラ部隊」として知られていたハサン准将の部隊を母体として2018年8月に正式に発足した部隊。
同部隊は改称前からロシア軍の支援を受けてきたが、ムハンマド大佐の副司令官は、ロシア軍が同部隊に対する監督や支援を強化する狙いがあると見られる。
また、アブドゥッラー准将が司令官となった第16師団も、最近になってロシア軍によって新たに発足した部隊。
AFP, June 30, 2020、ANHA, June 30, 2020、AP, June 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2020、Orient News, June 30, 2020、Reuters, June 30, 2020、SANA, June 30, 2020、SOHR, June 30, 2020、UPI, June 30, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
イドリブ県では、テレグラムの「…
イランを訪問中のバッサーム・サ…