イドリブ県、アレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年7月1日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから118日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村一帯に進攻を試みたが、「決戦」作戦司令室の迎撃を受け、兵士4人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍と「決戦」作戦司令室はまた、アーフィス村一帯でも交戦し、シリア軍はカンスフラ村、バイニーン村、ルワイハ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がミーズナーズ村一帯で交戦した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月1日付)によると、西カラムーン地方のタルフィーター村にあるシリア軍の検問所が何者かの襲撃を受け、兵士多数が死傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, July 1, 2020、ANHA, July 1, 2020、AP, July 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 1, 2020、Reuters, July 1, 2020、SANA, July 1, 2020、SOHR, July 1, 2020、UPI, July 1, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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