シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県で交戦(2020年7月24日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから141日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府支配下のバスカラー村、カフルナブル市、ハーッス村、ジャッラーダ村、バービーラー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対し、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマウザラ村、ルワイハ村、スフーフン村、フライフィル村、カンスフラ村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約35輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がクルド山地方のバラカ村にあるシリア軍拠点を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、シリア政府との和解に応じ、軍事情報局に勤務していた元反体制武装集団メンバーが何者かに撃たれて死亡した。

AFP, July 24, 2020、ANHA, July 24, 2020、AP, July 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2020、Reuters, July 24, 2020、SANA, July 24, 2020、SOHR, July 24, 2020、UPI, July 24, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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