シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」で、新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認された。
感染者が確認されたのはイドリブ県サルミーン市。
これにより、6月9日以降、「解放区」とトルコの占領地で確認された感染者数は26人(うち医療関係者6人)となった。
うち17人は「解放区」、9人は占領地で感染が確認されている。
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これを受けて、シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣の内務省は、サルミーン市を隔離することを決定した。
シリア救国内閣内務省総務関係責任者のアフマド・フドル大尉がドゥラル・シャーミーヤ(7月25日付)に明らかにしたところによると、サルミーン市で感染が確認されたのは、シリア政府支配地域から、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡を経由して、反体制派支配下のいわゆる「解放区」に、密輸ルートを通じて侵入した男性で、サルミーン市で100人以上と濃厚接触したことが判明したため、同市を隔離したという。
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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で7月25日に新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。
これにより、同地での感染者数は計26人となった。
AFP, July 25, 2020、ACU, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。
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