イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから143日目を迎えた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のザーウィヤ山地方のアイン・ラールーズ村、マウザラ村、ファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、ハルーバ村を砲撃し、シャーム自由人イスラーム運動の特殊部隊の戦闘員1人を殺害した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
シャーム自由人イスラーム運動は国民解放戦線に所属している。
また、シリア軍の砲撃により、アイン・ラールーズ村で住民1人が死亡した。
これに対し、国民解放戦線はシリア政府支配下のサラーキブ市近郊のダーディーフ村一帯でシリア軍を砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のトルコマン山一帯を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(イドリブ県3件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
AFP, July 26, 2020、ANHA, July 26, 2020、AP, July 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 26, 2020、Reuters, July 26, 2020、SANA, July 26, 2020、SOHR, July 26, 2020、UPI, July 26, 2020などをもとに作成。
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