イスラエル軍は占領下のシャブアー農場でヒズブッラーの潜入を阻止したと発表、ヒズブッラーはこれを否定(2020年7月27日)

イスラエル軍はイスラエル北部で「治安関連事案」が発生し、「ヒズブッラーの侵入を阻止した…。イスラエル軍側に負傷者はなかった」と発表した。

イスラエルの複数のメディアによると、ヒズブッラー戦闘員が潜入したのは、占領下のシャブアー農場(ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)で、イスラエル軍が迎撃し、交戦になったという。

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しかし、ヒズブッラーが主導する対イスラエル抵抗運動のレバノン国民抵抗は声明を出し、イスラエルが「嘘の勝利をねつ造」しようとしていると否定、「シオニストどもは、自らが犯した犯罪への処罰を待ち続けねばならない」と非難した。

声明で、レバノン国民抵抗は「本日現時点までにいかなる交戦も発生しておらず、こちら側から発砲はない。恐れと不安に駆られ緊張している敵側からの発砲があっただけだ」として、これを否定、「ハッバーリーヤ村(ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)に対してイスラエルが砲撃を加え、民家一棟が被害を受けたが、本件に対して沈黙することはないだろう」と反論した。

AFP, July 27, 2020、ANHA, July 27, 2020、AP, July 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2020、Reuters, July 27, 2020、SANA, July 27, 2020、SOHR, July 27, 2020、UPI, July 27, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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