シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県で交戦(2020年8月2日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから150日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カフルナブル市一帯で砲撃戦を行った。」

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約40輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, August 2, 2020、ANHA, August 2, 2020、AP, August 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 2, 2020、Reuters, August 2, 2020、SANA, August 2, 2020、SOHR, August 2, 2020、UPI, August 2, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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