イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから156日目を迎えた。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がブルカーン丘一帯のシリア軍拠点を砲撃した。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のクルド山一帯、とりわけハッダーダ丘一帯を砲撃した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室に所属するシャーム解放機構がカフルバッティーフ村一帯でシリア軍兵士を狙撃、1人を射殺した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対してシリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、バーラ村、スフーフン村を砲撃した。
一方、トルコ軍は、戦車や兵站物資を積んだ車輌約40輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県8件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
AFP, August 8, 2020、ANHA, August 8, 2020、AP, August 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 8, 2020、Reuters, August 8, 2020、SANA, August 8, 2020、SOHR, August 8, 2020、UPI, August 8, 2020などをもとに作成。
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