北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県で混乱が続く一方、ハサカ県ではSANAがシリア民主軍による学校接収を批判(2020年9月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が北・東シリア自治局の支配下のブサイラ市で9月6日から外出禁止令を発出すると拡声器を通じて住民に告知した。

同市ではまた、シリア民主軍が男性1人をひき逃げした。

ひき逃げされた男性は重傷を負った。

このほか、ザッル村で内務治安部隊(アサーイシュ)の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、隊員複数人が負傷した。

一方、北・東シリア自治局の支配下のアズバ村では抗議デモが行われ、米主導の有志連合に対して、シリア軍と「イランの民兵」を排除するよう求めた。

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SANA(9月4日付)は、シリア民主軍がハサカ県内の小中高校など213の教育施設のうち137施設を接収し、住民の教育の機会を奪い、独自のカリキュラムを準備、生徒に分離主義思想を押しつけようとしていると伝えた。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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