ラタキア県では、SANA(9月6日付)によると、スルンファ町の国立の森林保護区内で火災が発生し、強い東風に煽られて、火はハマー県北西部のフライカ村、アイン・バドリーヤ村の森林や植林地に燃え広がった。
火災は気温上昇に伴う自然発火によるもの。
火災は過去20年で最大の規模で、天然の杉林や植林地合わせて4,000ドゥーナム(4平方キロメートル)が焼失、近隣の住民が避難を余儀なくされた。
両県の消防隊と民間防衛隊が消火活動により、火災の75~80%を鎮火することに成功した。
なお、8月31日と9月3日にハマー県北西部で発生した火災では、松やオークの植林地2,000ドゥーナム(2平方キロメートル)が焼失した。
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シリア人権監視団は、相次ぐ植林地や森林での火災に関して、シリア軍がこれまでに78,505発以上もの「樽爆弾」をヘリコプガーから投下してきたにもかかわらず、消火作業にヘリコプターが投入されなかったと批判した。
AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。
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