リビアからシリア人傭兵1,200人が帰還する一方、トルコはリビア残留を希望するシリア人の給与を減額(2020年9月8日)

シリア人権監視団は、リビアでの戦闘に参加していたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約1,200人がこの1週間でトルコ占領下のアレッポ県北部に帰還する一方、トルコがリビアへの残留を希望する傭兵への給与を月2,000米ドルから米600ドルに引き下げたと発表した。

なお、トルコがリビアに派遣した国民軍戦闘員の数は18,000人(うち子供350人)、契約が終了し、帰国した戦闘員の数は7,100人となった。

一方、リビアに派遣されたジハード主義者の数は10,000人(うちチュニジア人は2,500人)。

リビアでの戦闘で死亡したシリア人戦闘員は481人(うち子供34人)とされる。

AFP, September 8, 2020、ANHA, September 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2020、Reuters, September 8, 2020、SANA, September 8, 2020、SOHR, September 8, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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