北・東シリア自治局支配下のハサカ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県でシリア民主軍の襲撃相次ぐ(2020年9月14日)

ハサカ県では、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるファッジュ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本部が正体不明の武装集団の攻撃を受け、2人が殺害された。

シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーによると見られるという。

また、SANAによると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、国内避難民(IDPs)の女性2人と子供1人が遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町で、内務治安部隊(アサーイシュ)のパトロール部隊が市場を通行しようとした際に、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民2人が死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団は、この爆発でシリア民主軍兵士1人が死亡したと発表した。

また、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるカシュキーヤ村近くの街道をシリア民主軍の車輌が通行しようとした際、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡した。

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ラッカ県では、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるラッカ市の青年住宅地区にあるシリア民主軍の拠点が正体不明の武装集団の攻撃を受け、1人が負傷した。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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