アレッポ県では、アレッポ・シャリーア委員会、タウヒード旅団(イスラーム戦線)、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動(イスラーム戦線)、ムジャーヒディーン軍、および各地のシャリーア委員会が共同声明を出し、アレッポ県全土で電力供給を完全に停止すると発表するとともに、それ以外の地域でも同様の措置を講じると脅迫した。
電力供給停止は、軍の「樽爆弾」などによる空爆・砲撃の停止、ヒムス市旧市街、ダーライヤー市および東グータ地方に対する軍の包囲解除、アレッポ市内の電気、水道施設への軍の攻撃停止、ジスル・ハッジ変電所の修復・保全が実現するまで続けられるという。
アレッポ・メディア・センター(4月20日付)によると、この発表を受け、アレッポ県内の政府支配地域と反体制勢力制圧地域の双方で、電力供給が事実上停止されたという。
同センターによると、これに先だって、アレッポ市への「樽爆弾」での空爆停止をめぐる交渉が軍と反体制勢力との間で行われたが、軍がこれを拒否したため、反体制勢力側はアレッポ・ザルバー送電線による電力供給を停止したという。
AMC, April 19, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014をもとに作成。
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