イドリブ県マストゥーマ村のトルコ軍拠点に武装して接近した女性をトルコ軍が射殺(2020年9月17日)

イドリブ県では、ステップ・ニュース(9月17日付)、スーリーヤ・ネット(9月17日付)、ヘベル24(9月17日付)によると、トルコ軍が拠点として転用しているマストゥーマ村のバアス前衛キャンプに接近した女性を、基地に駐留するトルコ軍兵士が射殺した。

射殺された女性は40歳代で、爆弾ベルトを装着し、機関銃を乱射しようとして、基地の正門から施設内に侵入しようとしたが、トルコ軍兵士は、女性が正門にたどり着く前に発砲した。

女性は即死だった。

シリア人権監視団によると、女性はカラシニコフ銃を持って侵入しようとていたという。

遺体は、トルコ軍が回収し、一端基地内に運び込んだ後、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)を主導するシャーム軍団が引き取られた。

一方、また、アルマナーズ市では、シャーム解放機構の戦闘員と住民が交戦し、住民1人が死亡、複数が負傷した。

交戦は、シャーム解放機構のメンバーと住民の口論がきっかけで、シャーム解放機構が無差別に発砲したという。

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、Alsouria.net, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020、STEP News, September 17, 2020、Xeber 24, September 17, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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