ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ市グワイラーン地区のスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)で19日に発生したダーイシュ(イスラーム国)メンバーによる暴動を、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が完全に制圧した。
一方、SANA(9月20日付)は、マーリキーヤ(ダイリーク)市にある刑務所を米軍士官からなる一団が訪れ、収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる5人を殺害したと伝えた。
米軍士官らは、イラクからワリード国境通行所を通ってシリア領内に入国し、5人を殺害した後、イラクに戻ったという。
米軍はまた、ハサカ市グワイラーン地区にあるスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)に収監されていたダーイシュ・メンバーと見られる3人をヘリコプターに乗せて、ライフ・ストーン基地とダイル・ザウル県ウマル油田の基地に連行したという。
このほか、SANAによると、米軍の大型トレーラーなど60輌からなる車列がワリード国境通行所からシリア領内に進入し、うち40輌がハサカ市へ、20輌がハッラーブ・ジール村に向かった。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南部の砂漠地帯で、シリア軍部隊と交戦、少尉1人を殺害した。
AFP, September 20, 2020、ANHA, September 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2020、Reuters, September 20, 2020、SANA, September 20, 2020、SOHR, September 20, 2020などをもとに作成。
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