イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから198日目を迎えた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、カンスフラ村、バイルーン村、マウザラ村、イフスィム町を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、トルコ軍と「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯やカフルナブル市を砲撃した。
トルコ軍また、兵站物資を積んだ車輌複数輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がバーラー村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。
「決戦」作戦司令室はまた同地一帯を砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方のアイン・イーサー村一帯を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
AFP, September 21, 2020、ANHA, September 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2020、Reuters, September 21, 2020、SANA, September 21, 2020、SOHR, September 21, 2020などをもとに作成。
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