新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で44人、北・東シリア自治局支配地域で58人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で14人(2020年9月22日)

保健省は政府支配地域で新たに44人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者20人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月22日現在の同地での感染者数は計3,877人、うち死亡したのは178人、回復したのは983人となった。

SANA(9月22日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに58人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者16人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月22日現在の同地での感染者数は計1,209人、うち死亡したのは55人、回復したのは350人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市19人、ダルバースィーヤ市8人、マーリキーヤ(ダイリーク)市7人、マアバダ(カルキールキー)町3人、アームーダー市2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市2人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)8人、ラッカ県のラッカ市8人、タブカ市1人。

ANHA(9月22日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月22日に新たに14人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、33人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計654人、うち回復したのは251人、死亡したのは6人となった。

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者14人が確認され、4人が死亡したと発表した。

感染者の死亡が確認されたのはアレッポ県バーブ市。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計654人、うち死亡したのは10人(シリア人権監視団の発表によると9人)、完治したのは251人となった。

AFP, September 22, 2020、ACU, September 22, 2020、ANHA, September 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2020、Reuters, September 22, 2020、SANA, September 22, 2020、SOHR, September 22, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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