イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから204日目を迎えた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるカフルバッティーフ村のシリア軍拠点複数カ所で、反体制派の無人航空機(ドローン)の爆撃によると見られる爆発が複数回にわたって発生した。
また「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ハザーリーン村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村、ムジャイリズ村、ザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、カンスフラ村、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。
一方、M4高速道路沿線のジスル・シュグール市西のズアイニーヤ村近くで、ラタキア県北東部で活動を続ける第1沿岸師団の車列が正体不明の武装集団の襲撃を受け、司令官1人と護衛複数人が死亡した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、タッル・ワースィト村、マンスーラ村、ダクマーク村、アンカーウィー村を砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯、トルコマン山地方一帯を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市シヤーフで地区で、シリア政府との和解に応じ、第4軍団に従軍していた元反体制武装集団メンバー1人が何者かに撃たれて死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
AFP, September 27, 2020、ANHA, September 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 27, 2020、Reuters, September 27, 2020、SANA, September 27, 2020、SOHR, September 27, 2020などをもとに作成。
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