ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合軍が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、北・東シリア自治局支配下のジュダイド・アカイダート村で空挺作戦を実施し、民家複数棟に突入して発砲し、住民1人を殺害、男性2人を逮捕した。
殺害されたのは、ジュダイド・アカイダート村の浄水ステーションの職員。
逮捕された2人はダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだと思われる。
一方、シリア民主軍は、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸のブサイラ市からジュダイド・アカイダート村にいたる地域からほぼすべての検問所や治安拠点を撤去した。
シリア民主軍が拠点を撤去したのは、ブサイラ市、ジュダイダト・アカイダート村、アブリーハ村、スブハ村、ダフラ村など。
シリア民主軍は7月半ばにズィーバーン町、ジュダイド・アカイダート村、スブハ村などでアラブ人住民(アカイダート部族)が蜂起したのを受けて、同地に展開、学校などの公共施設を拠点として転用していた。
このほか、SANA(9月29日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるスワイダーン・ジャズィーラ村でシリア民主軍の兵士1人が自宅で遺体で発見された。
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ハサカ県では、SANA(9月29日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるフール町でシリア民主軍の拠点が所属不明の武装集団の攻撃を受け、兵士1人が死亡した。
シリア人権監視団によると、襲撃したのはダーイシュ(イスラーム国)。
AFP, September 29, 2020、ANHA, September 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2020、Reuters, September 29, 2020、SANA, September 29, 2020、SOHR, September 29, 2020などをもとに作成。
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