ANHA(10月2日付)は、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市内の複数の消息筋から得た情報として、トルコによってアゼルバイジャンに派遣され、ナゴルノ・カラバフ地方で戦闘で死亡したとされるシリア人傭兵(国民軍戦闘員)4人の氏名と写真を公開した。
死亡したのは、ヒムス県出身のヤースィル・ヤルザート、キナーン・ファルザート、ビラール・タイバーニー、イドリブ県ザーウィヤ山地方出身のムハンマド・アフマド・シャフナ。
いずれも、シリア軍との戦闘で敗走して、アフリーン市に移り住んでいた戦闘員で、トルコが支援する国民軍を主導するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団のメンバーだという。
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一方、シリア人権監視団は、トルコによってアゼルバイジャンに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)28人が、ナゴルノ・カラバフ地方一帯での戦闘で新たに死亡、62人が負傷したと発表した。
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トルコで活動する反体制組織のシリア・イスラーム評議会は声明を出し、シリア軍との戦闘地域を離れ、金銭を得るために傭兵となって国外に出ることを禁じ、こうした行為を処罰の対象とすると発表した。
AFP, October 2, 2020、ANHA, October 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2020、Reuters, October 2, 2020、SANA, October 2, 2020、SOHR, October 2, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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