ロシア大統領府子供の権利のための弁務官補のアリサ・ニコラエヴィナ氏とウィリーナ・アレクサンドロヴナ氏とがハサカ県カーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)本舎を訪問し、アブドゥルカリーム・ウマル渉外関係局共同局長、ダルヤー・ラマダーン・ジャズィーラ地方女性委員会副委員長と会談した。
会談では、シリア北東部でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が保護し、北・東シリア自治局支配地域内のフール・キャンプ(ハサカ県)に収容されていたロシア国籍の戦闘員の子供の身柄引き渡しにかかる合意への調印が行われた。
会談後の記者会見で、ウマル渉外関係局共同局長は、保護・収容中のロシア人戦闘員の家族ののうち、2歳から16歳の孤児30人の身柄をロシア側に引き渡したと発表した。
ロシア側に引き渡された孤児は、カーミシュリー国際空港からダマスカス国際空港を経由してモスクワに向かった。
ANHA(11月12日付)、北部通信(11月12日付)などが伝えた。
北部通信によると、北・東シリア自治局渉外関係局はまた、2月にロシア国籍の戦闘員の孤児35人、3月に3人をロシア側に引き渡している。
なお、北・東シリア自治局は2019年3月以降、ダーイシュの外国人戦闘員の妻170人と子供173人を出身国に引き渡している。
AFP, November 12, 2020、ANHA, November 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2020、North Press Agency, November 12, 2020、Reuters, November 12, 2020、SANA, November 12, 2020、SOHR, November 12, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…