ドゥラル・シャーミーヤ(12月3日付)は、複数の情報筋の話として、トルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するアル=カーイダ系組織の一つシャーム自由人イスラーム運動のシャリーア評議会が、ムハンナド・ミスリー氏を新たな総司令官に選んだと伝えた。
ミスリー氏はハマー県カルアト・マディーク町出身で、ラタキア県のティシュリーン大学都市工学部卒。シャーム自由人イスラーム運動の創設メンバーの1人。
シャーム自由人イスラーム運動は10月12日、ラタキア県北東部で活動する沿岸地区のアブー・ファーリス・ダルアーウィー司令官が、ジャービル・アリー・バーシャー総司令部とアラー・ファッハーム副司令官による解任決定を不服として、イナード・ダルウィーシュ大尉(アブー・ムンズィル)らとともに決起し、内部対立を深めていた。
ダルアーウィー司令官やダルウィーシュ大尉ら司令官22人は10月20日、ハサン・スーファーン元総司令官に組織に復帰し、軍事部門の再建を指導するよう要請、各地でバーシャー総司令官派と交戦していた。
AFP, December 3, 2020、ANHA, December 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2020、Reuters, December 3, 2020、SANA, December 3, 2020、SOHR, December 3, 2020などをもとに作成。
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