米アラビア語テレビ放送のフッラ・チャンネル(12月7日付)は、複数の情報筋の話として、トルコ政府が、リビアやアゼルバイジャンに派遣していたシリア人傭兵のうち約200人を、来年初めまでにカタールに派遣し、同国のスポーツ関連施設の警備に充てることを決定したと発表した。
派遣が予定されているのは、国民軍に所属するマジド軍団の戦闘員で、トルコの諜報機関は月収1,500~2,000米ドルでカタール行きを要請しているという。
**
カタール日刊紙『ワタン』(12月7日付)は、カタール政府が、イドリブ県中北部を中心とするいわゆる「解放区」での初等教育を支援するため、教科書900万刷を提供し、児童約100万人に配布することを決定したと伝えた。
配布される教科書はカタール開発基金とカタール慈善協会によって印刷されるという。
カタール慈善協会によると、2020~2021年の学校教科書約400万部が既に印刷され、数日前に「解放区」で配布されたという。
「解放区」は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、トルコが支援する国民解放戦線(シリア国民軍)の支配下にある。
AFP, December 7, 2020、Alhurra, December 7, 2020、ANHA, December 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2020、Reuters, December 7, 2020、SANA, December 7, 2020、SOHR, December 7, 2020、al-Watan (Qatar) , December 7, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…