イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」所属と思われる無人航空機(ドローン)が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるスフーフン丘を攻撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
また、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のルワイハ村一帯で交戦、スフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村、バーラ村一帯を砲撃した。
一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタッル・シハーブ町で男性1人が何者かの襲撃を受けて死亡した。
また、東カラク村では、シリア軍が近郊の丘陵地帯からの砲撃に応戦し、同地を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県21件、ラタキア県11件、アレッポ県0件、ハマー県6件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は34件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, December 11, 2020、ANHA, December 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 11, 2020、Reuters, December 11, 2020、SANA, December 11, 2020、SOHR, December 11, 2020などをもとに作成。
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