北・東シリア自治局は声明を出し、12月7日にアサド大統領がダマスカス県のウスマーン・モスクでの宗教関係省の拡大会合での演説に関して、シリアの現状を充分に捉えていないと非難した。
北・東シリア自治局は声明のなかで、アサド大統領の演説を以下のように批判した。
「シリア大統領が幾つかの問題に関して行ったコメントは…、シリの現実を充分に捉えておらず、シリアに存在する主要な多様性に反している。それは、シリアとその国民の利益を追求したいと主張するすべての当事者に対して必要な開放性を何ら表現していない。
シリアにおける多元性や多様性についての彼の言説は、シリアを一色に限定し、純粋にアラブ的な性格を与えようとするものである。それは、シリアにおいて必要とされる変化、そして新たなシリアを建設しようとする努力と合致していない。純粋なアラブ性をめざすこうした狭量な捉え方は、シリアにもともと存在するそれ以外の集団への明確な否定であり、こうした集団、文化、そしてクルド人、シリア正教徒、アルメニア教徒、コーカサス人などからなるこの小さなるつぼにおけるシリアの実際の多様性を打ち消そうとするものだ。
AFP, December 13, 2020、ANHA, December 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2020、Reuters, December 13, 2020、SANA, December 13, 2020、SOHR, December 13, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…