シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県で交戦(2020年12月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が、後者の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯で交戦、シリア軍がスフーフン村、バーラ村、ファッティーラ村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アルナバ市にある空軍情報部の施設と徴兵センターの近くに仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県23件、ラタキア県5件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は35件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, December 14, 2020、ANHA, December 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 14, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 14, 2020、Reuters, December 14, 2020、SANA, December 14, 2020、SOHR, December 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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