マイク・ポンペオ米国務長官は報道声明を出し、国連安保理決議第2254号採択から5年が立ったのに合わせて、アスマー・アフラス大統領夫人をはじめとする20の個人と団体を、シーザー・シリア市民保護法に基づいて、国資産管理室(OFAC)のSDN(Specially Designated Nationals and blocked Persons)リスト新た追加したと発表した。
財務省の報道声明によると、新たに制裁対象となった個人・団体は以下の通り:
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- アスマー・アフラス大統領夫人:大統領令第13894号2(a)(i)(D)に基づき制裁(制裁内容の変更)
- ファウワーズ・アサド(英国在住、英・シリア国籍、アスマー・アフラス大統領夫人の父):大統領令第13894号2(a)(ii)に基づき制裁
- サハル・アトリー(英国在住、英・シリア国籍、アスマー・アフラス大統領夫人の母):大統領令第13894号2(a)(ii)に基づき制裁
- フィラース・アフラス(英国在住、英・シリア国籍、 アスマー・アフラス大統領夫人の弟):大統領令第13894号2(a)(ii)に基づき制裁
- イヤード・アフラス(英国在住、英・シリア国籍、アスマー・アフラス大統領夫人の弟):大統領令第13894号2(a)(ii)に基づき制裁
- キファーフ・ムルヒム軍事情報局長:大統領令第13894号2(a)(i)(A)に基づき制裁
- リーナー・キナーヤ大統領府フォローアップ事務局長:大統領令第13573号に基づき制裁
- ムハンマド・マスーティー人民議会議員(キヤーナ氏の夫):大統領令第13573号に基づき制裁
- キファーフ・ムルヒム:大統領令第13894号に基づき制裁
- 軍事情報局:大統領令第13894号2(a)(i)(A)に基づき制裁
- シリア中央銀行
- スーラーン社(マスーティー氏とキヤーナ氏が50%以上の株式を保有):大統領令第13573号に基づき制裁
- リヤー社(マスーティー氏とキヤーナ氏が50%以上の株式を保有):大統領令第13573号に基づき制裁
- ライティヤー社(マスーティー氏とキヤーナ氏が50%以上の株式を保有):大統領令第13573号に基づき制裁
- ポリメディックスLLC(マスーティー氏とキヤーナ氏が50%以上の株式を保有):大統領令第13573号に基づき制裁
- アーミル開発不動産投資社(すでに制裁対象となっているアーミル・タイスィール氏が50%以上の株式を保有)
- アーミル・コンクリート・ブロック製造社(すでに制裁対象となっているアーミル・タイスィール氏が50%以上の株式を保有)
- アーミル・プラスチック製造社(すでに制裁対象となっているアーミル・タイスィール氏が50%以上の株式を保有)
- ライス・ザハビー運輸運搬サービス社(すでに制裁対象となっているアーミル・タイスィール氏が50%以上の株式を保有)
- アルド・ハイル社(すでに制裁対象となっているアーミル・タイスィール氏が50%以上の株式を保有)
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アサド家およびアフラス家が、欧州、アラブ湾岸諸国などとの違法なネットワークを通じて、シリア国民を犠牲にして蓄財を行ってきたことが制裁の理由。
AFP, December 22, 2020、ANHA, December 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2020、Reuters, December 22, 2020、SANA, December 22, 2020、SOHR, December 22, 2020などをもとに作成。
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