ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラッカ県からダマスカス県に向かっていたシリア軍の車列が県東部サラミーヤ市とイスリヤー村を結ぶ街道(ワーディー・ウザイブ近く)で、ダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団の要撃を受け、兵士7人が死亡、民間人を含む16人以上が負傷した(シリア人権監視団によると、その後死者は国防隊兵士12人、女児1人を含む民間人3人に増加)。
これに関して、ハマー県のムハンマド・ターリク・クライシャーティー知事は報道声明を出し、「午後9時半、石油トレーラー1輌と大型旅客バス(ボールマーン)3輌が自動小銃などの攻撃を受けた」としたうえで、「9人が死亡、民間人4人が負傷したが、それ以外の乗客は無事で、負傷者はサラミーヤ市の病院に搬送された」と発表した。
ハバル(1月3日付)などが伝えた。
これを受けて、シリア軍は現場一帯に増援部隊を派遣し、街道沿線の安全を確保、ロシア軍戦闘機も同地一帯の砂漠地帯を重点的に爆撃した。
AFP, January 3, 2021、ANHA, January 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2021、al-Khabar, January 3, 2021、Reuters, January 3, 2021、SANA, January 3, 2021、SOHR, January 3, 2021、January 4, 2021などをもとに作成。
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